(第148号)
Radiant

読み:ラディアント
意味:キラキラ輝く、明るい、(流星群の)放射点

一体いつまで続くんだろう、、とぼやきたくなるような長ーい梅雨が、ようやく終わりを迎えそうですね。夏のギラギラした太陽も、いつもより短い夏休みに合わせるかのように、8月に入ってからの登場になるようです。なんだか待ち遠しい気がしてきますね。
夏休みといえば、「いながわ星まつり」など星にまつわるイベントも盛りだくさんのシーズンですが、残念ながら、今年は猪名川天文台が安全対策工事で休館中のため、イベントはありません。でも、地上のそんな事情とは関係なく、夜空ではいつもの夏のイベントが繰り広げられます。夏休み恒例の天文イベントといえば、このコーナーでもご紹介したことのある「Perseids(読み:ペルシイズ)=ペルセウス座流星群」。いつもお盆付近に見ごろになる流星群で、今年は8月12日深夜~13日未明あたりに一番見えるようです。今回の英語「Radiant(読み:ラディアント)=放射点」は、そんな流星群にまつわる英語で、”Radiantと呼ばれる夜空の1点から全ての流星が流れてくる”ように見えます。Perseidsの場合は、その”点”がペルセウス座にあるので、ペルセウス座流星群と呼ばれる訳です。
世の中新型コロナウィルス問題でまだまだ不便な生活が続きますが、夏の夕涼みに、ペルセウス座のRadiantから流れてくる流星たちを眺めてみるのはいかがでしょうか。
(まるちゃん)

【Perseids ペルセウス座流星群(撮影:2018年8月13日)

(第147号)
Eclipse Magnitude

読み:エクリプス マグニチュード
意味:(日食・月食における)食分

梅雨、雨や曇りの日が多く、星の見にくいシーズンですが、先日ちょっと話題になった天文現象がありました。「Partial Solar Eclipse(読み:パーシャル ソーラー エクリプス)=部分日食」です。新聞やニュースでご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。残念ながらここ猪名川町は曇り空で、筆者も夕方の西空を眺めていましたが、なんとかぎりぎり太陽の形が分かるかどうか!?くらいのお天気でしたね。それでも、いつもの同じ時間帯と比べると少し暗くなっていることが感じられて、日食の気分を味わえた気がします。
さて、今月の星にまつわる英語は、そんな日食にまつわる「Eclipse Magnitude(読み:エクリプス マグニチュード)=食分(読み:しょくぶん)」です。太陽の直径を「1」とした時に、どれだけの割合が月の影に隠されたかを表す数値で、今回のPartial Solar Eclipseでは、大阪の最大のEclipse Magnitudeは「0.538」でした。「0.5」以上ということは、丸い太陽の真ん中まで欠けた状態だったということですので、少し辺りが暗くなったのもうなずける気がしました。
次に日本で本格的な日食が見えるのは、2030年!とのこと。しばらく先になりますが、その頃には宇宙のことがもっと色々分かっているかも!?と今から楽しみですね。
(まるちゃん)

Partial Solar Eclipse 2020/6/21 (Eclipse Magnitude:0.538)

撮影:田渕弘一 2020年6月21日

(第146号)
Time-Lapse

読み:タイム ラプス
意味:低速度撮影

ようやく緊急事態宣言が解除され、少しずつ外出する機会が増えた方もいらっしゃるかもしません。猪名川天文台にもぜひ!とお声がけしたいところですが、HPに記載の通り、猪名川天文台ではこの機会に道路の工事をすることになり、10月末まで休館することになりました。みなさまにお越しいただけないのは本当に残念なのですが、また夜空高くに「Andromeda Galaxy(読み:アンドロメダ ギャラクシー)=M31=アンドロメダ銀河」が昇る頃、大野山の山頂でお待ちしております。
さて、今月の星にまつわる英語は、「Time-Lapse(読み:タイム ラプス)=低速度撮影」です。最近ではスマホのカメラにも機能が搭載され、すっかりお馴染みかもしれません。一定の間隔を空けて何枚も写真を撮り、それをパラパラ漫画のように連続で映した動画です。普通に夜空を見上げると、星は同じ場所でじっと輝いていますが、Time-Lapseで時間をかけて撮影すると、東から西へ星々がゆっくり動いていく様がよく分かり、地球はこの速度で自転しているんだなあと実感します。
猪名川天文台では、YouTubeの「猪名川天文台動画チャンネル」でいろいろなTime-Lapse動画を配信しています。公開中の「猪名川天文台のきれいな星空2019」では、昨年撮影された動画がきれいに編集されていますので、有咲りんさんの素敵な歌声と共に、ぜひご覧ください!
(まるちゃん)

猪名川天文台のきれいな星空2019

(音楽付)

【Time-Lapse】

(第145号)
Opera Glas
s
読み:オペラ グラス
意味:オペラグラス(小型の双眼鏡)

春本番、一年のうちでも一番気持ちのよい季節ですね。 こんなに良いお日柄なのに、お出かけすることもままならないのは本当に残念ですが、もう少しの辛抱と信じて、夕方にベランダから 「Evening Star(読み:イブニング スター)=宵の明星」を眺める今日この頃です。
さて、今月の星にまつわる英語は、星を眺める際の小道具の1つ「Opera Glass(読み:オペラ グラス)=オペラグラス」。 オペラグラスといえば小さな双眼鏡で、“オペラ”と名の付く通り観劇やスポーツ観戦などで活躍する道具ですが、実は夜空を眺めるのにもとっても役に立ちます。 本格的な双眼鏡や望遠鏡に比べるとずっと簡単な作りですが、そのお陰で、小さくて軽くて、手に持って夜空を眺めていても疲れにくい、など利点もたくさんあります。 もし星を眺める目的で用意される場合は、とにかく視界が広いものがお奨めです。 筆者も1つ持っていますが、肉眼では見えない星が見えて、星座の形をたどるだけでも結構楽しめます。
世の中大変な状況が続いていますが、夜空ではいつも通り、春の星座たちが見ごろになってきました。 Opera Glassを使ったり、肉眼だったり、夜空を眺めながら、いろいろな事態が早く落ち着くよう祈っています。
(まるちゃん)

【Opera Glass】