木星観測情報


木星の見える位置

木星表面の縞模様

ガリレオ衛星

2010年の木星の姿

'12/7/15昼間の木星食



【木星の見える位置】

 大きさが地球の11倍、質量は約318倍の太陽系最大の惑星である木星が、 2017年4月8日に衝を迎え観望の好機となります。
 猪名川天文台では、2017年4月上旬から2017年8月下旬ごろまで、木星を観ることができます。
 木星は、2017年2月7日の留からおとめ座で逆行しており、2017年4月8日の衝を経て、2017年6月10日の留まで逆行が続きます。その後、再び順行しおとめ座の中を移動していきます。
 木星は、およそ−2等でひときわ明るく輝いていますので、おとめ座付近ににすぐに見つけることができるでしょう。

 
     【図1】木星の見える位置


【木星表面の縞模様】

 木星は、太陽系最大の惑星ですので、小望遠鏡でも容易に木星面の 平行な縞模様や大赤斑を確認することができます。 さらに、大口径になると模様をより一層細かく見ることができます。 また、木星の自転周期が約10時間ということもあり、刻々と時間の経過に伴っていろいろな 縞模様などを楽しむことができます。時間をかけて観測されることをお勧めいたします。

【図2】木星表面の縞模様


【ガリレオ衛星】

 木星には、61個の衛星が見つかっているそうですが、その中でも有名なのは天文学者ガリレオが 発見したことからガリレオ衛星と呼ばれている4個の衛星です。 そのガリレオ衛星、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストは、小望遠鏡や双眼鏡でも たやすく見ることができます。 毎日位置をめまぐるしく変える衛星の変化を追ってみるのも観察の楽しみひとつです。 ぜひ、観察してください。

 
【図3】ガリレオ衛星

 
【図4】図2の時のガリレオ衛星を木星の北極側から見たときの位置

 ガリレオ衛星は、木星の周りを回っていることから、木星の前や後を通過して見えなくなったり、 木星の上に影を落としたり、時には衛星が衛星を隠したり、衛星の影に他の衛星が入ったりと 実にさまざまな現象を見せてくれます。
 図2の木星の写真には、右手前の衛星ガニメデの影が木星の本体に黒く映っていいるのがわかります。 このような衛星の小さな影が木星の表面に映し出される現象も頻繁に観測することができます。

【2010年の木星の姿】

 木星は、表面に見られる2本の縞(北赤道縞と南赤道縞)と大赤斑が特徴ですが 2010年の5月ごろから南赤道縞が完全に消えてしまっています。
 通常なら南赤道縞の中に大赤斑が浮かんで見えますが、今年は北赤道縞の南に大赤斑が ぽつんと見え、少しアンバランスな感じです。
 この状態がいつまで続くかわかりませんが、非常に珍しい姿ですのでこの機会にぜひとも 猪名川天文台で木星を観察してください。

 
【図4】2010年の木星の姿
  【撮影】 畑田尚起
  【画像処理】 畑田尚起
  【日時】 2010年8月21日22:13〜22:22
  【撮影地】 猪名川天文台
  【望遠鏡】 50cmカセグレン反射望遠鏡
  【カメラ】 QV-2900UX+XL40o
  【撮影条件】 ISO80 1/15秒 96枚コンポジット

【2012年7月15日の昼間の木星食】

 7月15日の昼間に青空に浮かぶ月齢25.5の細い月に木星が隠される「木星食」という現象が見られます。 京都では潜入開始は13:05、高度が西の空約30°、出現時間は 14:02となります。
 観測は小型望遠鏡があれば見ることができますので、お持ちの方はぜひ観測して下さい。

 
【図5】7月15日の昼間の木星食の潜入と出現の予報図(Stellariumで作成)

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